決算を見ることにより、その銘柄の良し悪しを判断すると言われていますが、決算報告をどのように分析すれば良いでしょうか?
株の取引をする投資家が企業の業績を正確に知るためには、証券取引所に置かれている有価証券報告書を見る必要があります。
しかし、有価証券報告書というのは記載されている量がかなり多いため、すべてを確認することは難しいと言えます。
そこで、決算短信を利用します。
決算短信とは、上場企業の多くが発行している数ページのレポートのことで、業績内容をまとめて記載しているものです。
決算短信が欲しい人は、電話・郵便・ファックスなどで連絡すると送付してくれる場合もありますし、インターネット上のホームページで公開している企業もあります。
また、1999年度より連結会計制度が施行されました。
これにより連結決算の公表が義務づけられ、従来は単独決算を見て株取引の判断をしていましたが、現在では連結決算を見て株取引の参考にすることが主流となっています。
主な決算項目は、以下の通りです。
企業によって項目名称・公開内容などが違っている場合があります。
●X年X月期などの期間を確認する
●決算短信の「(連結)」であるかを確認する
●銘柄名
●決算が記載されている数字の単位を確認する⇒一般的には100万円単位が多い
●連結経営業績
●連結財政状況
●連結キャッシュ・フローの状況
●連結範囲および持分法の適用に関する事項
●連結範囲および持分法の適用の異動状況
●次期の連結業績予想
次に、決算で重要な項目の見方を記していきます。
「決算の見方とは その2につづく」
スポンサードリンク