初心者のための株取引入門ガイド>会社四季報とは その3

会社四季報とは その3

株式上場企業の情報を載せている、会社四季報株主構成欄について説明します。

株主構成
●株主
直近の株主名と持ち株数、持ち株の割合、株主構成、属している企業グループなどを見ることができます。
[単]とは、単元株主の数を表します。
株主の構成を見ることにより、株式市場に流通している株数の需給を把握することができます。
株主上位が信託銀行になっている場合、これはカストディアンといって株主の株を委託保管している機関名となります。
カストディアンとは、証券保護預かりしている機関で信託銀行などが多いです。

<外国>とは、外国人投資家が持っている株数の比率。
<投信>とは、投資信託が保有している株数の比率。
<浮動株>とは、市場で流通している株数の割合。
<特定株>とは、10位までの株主と役員・自己株式の合計の比率。

●連結
連結とは、子会社・関連会社などのグループ会社を表しています。
子会社とは、持ち株比率50%以上の会社で、取締役などを派遣し、会社の意思決定を支配している会社のことです。
関連会社とは、持ち株比率が20%以上50%未満の会社を指します。

続いて、会社四季報の業績動向欄について説明します。

業績動向
●業績
「◎」とは連結決算の年月、「中」とは中間期(上期の半年分)決算、「単」とは単独決算のことです。
会社の業績は、子会社も含めた連結決算で評価されることが多いです。

「売上」とは売上高、「利益」とは純利益のことです。
各業績のチェック方法は、以下の通りです。

◆営業利益の増減を前期と比較する
本業で利益が出ているかどうかのチェック

◆営業利益と経常利益の増減を比較する
本業以外での利益が出ている場合は、営業利益が減り、経常利益が増加していることがあります。

●1株あたりの動向
1株益とは、1株当たりの純利益(EPS)のことです。過去の数値と比較して、会社が成長しつづけているかどうかを確認します。

1株配とは、1株当たりの配当金の年額のことです。
また、配当利回とは、株主に対する利益還元率のことです。株価が割高か割安かを判断する目安になります。

1株営業CFとは、1株当たりの営業キャッシュフローのことです。

1株純資産とは、1株当たりの純資産(BPS)のことです。
BPSが大きいほど、会社が安定しているといえます。

「会社四季報とは その4につづく」

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