初心者のための株取引入門ガイド>相場操縦とは その1

相場操縦とは その1

相場操縦とは、株式市場において意識的・人為的に株価を操作しようとする行為のことです。

相場操縦は、他の投資家の思考を混乱させることにより株価を変動させ、株価操縦をすることにより、自己利益を得る行為です。

相場操縦の行為は、需要と供給のもとに成り立つ証券市場の公正な価格形成に対するルール違反であり、他の投資家が売買を行うにあたってマナー違反となる行為です。

相場操縦は、証券取引法において禁止されており、罰則が規定されています。

相場操縦には、以下のような行為があります。

現実取引による相場操縦
立会時間内に株式を購入・売却の注文を発注しながら、意図的に相場を形成する行為。

●仮装売買(かそうばいばい)
仮想売買とは、ある株式銘柄において「売買の状況が活況である」と他人に誤解を生じさせる行為のこと。

同一の投資家が売買両方を注文し、権利の移転を目的としない取引を行うこと。

〔例〕
同一の投資家が、自己の売り注文(買い注文)と同時期に、それと同価格で買い注文(売り注文)を行ったりすること。

●馴合売買(なれあいばいばい)
馴合売買とは仮想売買と同様に、ある株式銘柄において「売買の状況が活況である」と他人に誤解を生じさせる行為のこと。

あらかじめ特定の投資家同士が相談し、権利の移転を目的としない取引を行うこと。

〔例〕
特定の投資家同士が、売り注文(買い注文)と同時期に、それと同価格で買い注文(売り注文)を行ったりすること。

●見せ玉(みせぎょく)
見せ玉とは、はじめから約定させる意思のない大量の注文と、その取消し行為のことです。

約定するつもりのない注文は、相場の動きを誤解させる行為とみなされます。

〔例〕
株取引の「板」を利用した、だまし行為。だまし板・見せ板など。
取引価格よりも低い価格で買い注文を発注することにより、株価が下がりにくい状況である、と他の投資家に誤解を与えます。
他の投資家が安心して買いに向かった後、自分は高値で株を売却し、先ほどの買い注文を取り消して取引を終了させます。
この場合の買い注文は、購入する意思がない注文とみなされます。

「相場操縦とは その2につづく」

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