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株価と景気の関係とは

株価と景気には、どのような関係があるのでしょうか?

世間的には「株価が高いと好景気」「株価が安いと不景気」のような印象が一般的だと思います。

しかし景気と株価の関係を見ていくと、不景気でありながら株高になることもあるのです。

以下に、株価と景気の関係について考えていきます。

 『景気の底』・金利が下がる
企業は設備投資に費用をかけず、個人消費も冷え込んでいる
⇒株価低迷

 低金利になることにより、企業は融資を受けやすくなる。
政府・日銀は設備投資を促進するが、不安感により企業はすぐに設備投資に利用しようとせず、効果がしばらく現れない。
⇒株価上昇

 低金利により通貨供給量(マネーサプライ)が増加する「金余り現象」となる。
設備投資に利用されなかった企業の資金は、安値圏にある株式市場に流れ込むことになる。
⇒株価急騰

※不景気なのに株価が上昇することを「過剰流動性相場」と言う。

 株価が上昇することにより安心感が生まれ、企業は設備投資を活発化させる。
生産量も増加し、景気も本格的に回復基調となる。
⇒長期上昇相場

 景気が回復すると賃金も上がり、個人消費も回復する。
企業は上昇した株を売却し、さらなる設備投資に利用する。
企業の業績が良くなる。
⇒株式相場のピーク

 『景気のピーク』・金利が上がる
個人消費が増え、インフレ対策のために金利が上がり始める。
⇒株価下落

 企業の生産量が横ばいとなり、設備投資に使う資金を減らし始める。
金利上昇を理由に、株式市場から資金が流出し始める。
⇒株価急落

 個人消費が低下し、企業の生産量も減少する。
景気後退の兆しが見えはじめる。
⇒株式相場の底

・・・1へ続き、循環する

株価や景気は、一定の周期にごとに良くなったり悪くなったりを繰り返し、循環しています。
株価は景気の動きを先取りし、少し前を進んでいることになります。

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