初心者のための株取引入門ガイド>株価と金利の関係とは

株価と金利の関係とは

株価と金利には、どのような関係があるのでしょうか?

金利とは、利息を計算する利率のことです。
ひと口に金利と言っても、以下のような種類があります。

●公定歩合(こうていぶあい)
日本銀行が銀行にお金を貸し出す際の利率

●長期プライムレート
銀行が企業にお金を貸し出す際の利率

●長期金利
特定の長期国債(国債指標銘柄)の利回り

●コールレート
銀行と銀行の間で、お金を貸し借りをする際の利率

公定歩合・長期プライムレート・長期金利・コールレートをまとめて「金利」といいます。

金利と株価の関係は、一般的に以下のようになります。

○金利が上がった場合、株価は下がる

金利高のときに株安となる理由は、企業が銀行からお金を借りた分の支払利息が増加するためです。
借金の支払い利息が増えると、その分の利益が減少します。

○金利が下がった場合、株価は上がる

金利安のときに株高になる理由は、企業が銀行からお金を借りた分の支払い利息が安くなるためです。

利息が小さくなった分、支払の負担が減り利益が増加します。
それによって株価も上昇します。

また、銘柄によって、金利の影響が大きかったり小さかったりします。

金利の影響が大きい銘柄には、以下のようなものがあります。

●金融(銀行など)
金利が安くなると、長期プライムレートの貸出金利よりも、公定歩合・コールレートなどの調達金利が早く下がるため、その間に利ざやを稼ぐことができます。

したがって、金利が下がると金融株が高くなるといわれています。

●負債の多い大型株(鉄鋼など)

負債比率の多い銘柄は、金利が下がると支払利息が減るため、利益が伸びることがあります。
逆に、金利が上がると利息も増加し、利益が減少することになります。

したがって借金の多い銘柄は、金利が下がると株価が上がり、金利が上がると株価が下がる傾向があります。

スポンサードリンク
スポンサードリンク
RSS1.0  |   RSS2.0  |   ATOM  |   プライバシーポリシー  |   お問い合わせ
livedoor Readerに登録   Bloglinesに登録   Add to Googleに登録   はてなRSSに登録   My Yahoo!に追加   Rojoに登録