eワラントを取引する場合は、いろいろな注意点があります。
まず、eワラントは通常の株取引とは違い、少しの金額で大きな利益を得ることができます。
eワラントでは、価格の元となる株式等のことを「原資産」と言いますが、値上がり率または値下がり率は、原資産である元の株式の変動率よりも大きくなります。
これを「ギアリング効果」と呼びます。
ギアリング効果は「てこ」の原理と似ていて、小さな力で大きな物を動かせるという意味です。
eワラントには、ギアリングレシオ(ギア比率)といって、投資の効率性を指す数値があります。
ギアリングレシオ(ギア比率)とは、株価が1株あたりのワラント金額の何倍にあたるかということです。
ギアリングレシオ=株価÷ワラント金額
eワラントを購入する場合、銘柄だけではなく「満期日・権利行使価格」を選択して購入する必要があります。
それぞれのeワラント価格は、満期日や権利行使価格によって異なり、ギアリング効果もそれぞれ違いがあります。
権利行使価格とは、満期日にその価格で原資産を売買できるという意味です。
コール型を購入し、それを満期日まで保有した場合、原資産価格が権利行使価格以下になると、eワラントの価格がゼロになってしまいます。
プット型を購入した場合、満期日の時点で、株価が権利行使価格以上になると、eワラントの価格がゼロになってしまいます。
eワラントは、満期日までの間に売買を行うのが一般的な取引方法です。
eワラントのハイリスク・ハイリターンであるという仕組みをきちんと理解した上で、慎重に取引を行うようにしてください。
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