カバードワラントとは、未来の特定期日に株式や株価指数を購入する権利(コールオプション)や売却する権利(プットオプション)を証券化した金融商品のことです。
カバードワラントは、企業が発行する「新株予約権付き社債」のワラントとはまったく違うもので、株式を受け取ることはできません。
カバードワラントは現物株取引と比較して、ハイリスク・ハイリターンの金融商品で、少ない投資資金で大きなリターンを生む可能性があります。
カバードワラントは、マーケットメイカーであるカバードワラントを取り扱っている証券会社が、現物株・日経平均株価などの原資産価格を参考に、売買の気配値を表示し、取引の注文を引き受けます。
つまり、カバードワラントは株式市場での取引ではなく、マーケットメイカーと投資家との間で取引がおこなわれます。
カバードワラントで得た利益にかかる税金は、現物株とは異なり総合課税となりますので、確定申告が必要です。
カバードワラントにはポケット株ワラントという商品もあり、ポケット株ワラントは現物株と似た値動きをするように設定されています。
【カバードワラントのメリット】
●少額の資金で、大きな利益を得ることが可能
●信用取引などとは違い、追加保証金(追証)がないため、投資金額以上の損失になることがない
【カバードワラントのデメリット】
●少額で投資ができるが、リスクも大きい
●総合課税のため、確定申告が必要
●満期日がある
●配当金・株主優待がない
●サーフィントレードが不可である
●時間が経つにつれて、価値が減少する
カバードワラントの特徴を理解して、取引を行うようにしてください。
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