オプション取引の損益計算は、「反対売買」「最終決済」などの決済方法によって違います。
以下に、オプション取引の損益計算方法を示します。
【反対売買による損益計算】
反対売買による損益計算方法は、「プレミアムの差額」がそのまま損益となります。
○コールオプションの買い手による転売
プレミアムが購入価格−プレミアム売却価格>0のとき、差額が利益
プレミアムが購入価格−プレミアム売却価格<0のとき、差額が損失
○コールオプションの売り手による買い戻し
プレミアムが購入価格−プレミアム売却価格<0のとき、差額が利益
プレミアムが購入価格−プレミアム売却価格>0のとき、差額が損失
○プットオプションの買い手による転売
プレミアムが購入価格−プレミアム売却価格>0のとき、差額が利益
プレミアムが購入価格−プレミアム売却価格<0のとき、差額が損失
○プットオプションの売り手による買い戻し
プレミアムが購入価格−プレミアム売却価格<0のとき、差額が利益
プレミアムが購入価格−プレミアム売却価格>0のとき、差額が損失
【コールオプションの買い建て時、最終決済損益計算】
○日経平均株価が権利行使価格より、上昇していたとき
日経平均株価−権利行使価格−プレミアム=利益
○日経平均株価が権利行使価格より、下落していたとき
「権利放棄」し、プレミアム分が損失となる
【コールオプションの売り建て時、最終決済損益計算】
○日経平均株価が権利行使価格より、下落していたとき
「買い手」が「権利放棄」をするため、プレミアム分が利益となる
○日経平均株価が権利行使価格より、上昇していたとき
日経平均株価−権利行使価格−プレミアム=損失
【プットオプションの買い建て時、最終決済損益計算】
○日経平均株価が権利行使価格より、下落していたとき
権利行使価格−日経平均株価−プレミアム=利益
○日経平均株価が権利行使価格より、上昇していたとき
「権利放棄」し、プレミアム分が損失となる
【プットオプションの売り建て時、最終決済損益計算】
○日経平均株価が権利行使価格より、下落していたとき
「買い手」が「権利放棄」をするため、プレミアム分が利益となる
○日経平均株価が権利行使価格より、上昇していたとき
権利行使価格−日経平均株価−プレミアム=損失
オプション取引には、「コール」「プット」の2種類があるので、損益計算方法をよく理解して取引することが重要です。