オプション取引の取引ルールについて、説明します。
オプション取引の種類には、「株価指数オプション」および「債券先物オプション」があります。
中でも、株価指数オプションで大阪証券取引所に上場している「日経225オプション」がオプション取引の主流です。
代表的な日経225オプション取引のルールを、以下に示します。
●取引時間
大阪証券取引所の取引時間に準じます。
前場・・・午前9時から午前11時まで
後場・・・午後12時半から午後3時10分まで
●取引単位
1単位は、プレミアム価格の1000倍です。
この最小取引1単位を「1枚」と呼びます。
約定代金=プレミアム価格×1000×枚数
●呼値単位
呼値とは注文できる値段のことです。
日経225オプション取引の場合、プレミアム価格によって「呼値の単位」が変わります。
〔呼値〕 〔呼値単位〕
10円以下 1円
10円以上〜1000円未満 5円
1000円以上〜 10円
●値幅制限
相場が急激に変化した場合、投資家保護の観点から、値幅制限が設定されています。
日経225オプション取引の値幅制限は、日経平均株価の前日終値を基準に設定されています。
〔基準値段〕 〔制限値幅〕
12,500円未満 上下2,000円
12,500円以上17,500円未満 上下3,000円
17,500円以上22,500円未満 上下4,000円
22,500円以上27,500円未満 上下5,000円
27,500円以上32,500円未満 上下6,000円
32,500円以上37,500円未満 上下7,000円
37,500円以上42,500円未満 上下8,000円
42,500円以上 上下9,000円
●サーキットブレーカー
サーキットブレーカーとは、オプション市場が急激に変動した場合、大証の判断で15分間取引を中断する(1日1回限り)という措置がとられることです。
〔基準値段〕 〔基準値段からの変動幅〕〔理論価格(※)からの乖離幅〕
12,500円未満 上下1,000円 上下200円
12,500円以上17,500円未満 上下1,500円 上下300円
17,500円以上22,500円未満 上下2,000円 上下400円
22,500円以上27,500円未満 上下2,500円 上下500円
27,500円以上32,500円未満 上下3,000円 上下600円
32,500円以上37,500円未満 上下3,500円 上下700円
37,500円以上42,500円未満 上下4,000円 上下800円
42,500円以上 上下4,500円 上下900円
(※)理論価格=プレミアム適正価格のこと