先物取引のスペキュレーション取引とは、「安いときに買い、高いときに売る」という利益を得るための原則ともいえる取引のことです。
スペキュレーションとは「投機」を表し、スペキュレーション取引を行っている人を「スペキュレーター」といいます。
先物取引におけるスペキュレーション取引は、以下のような場合に利用されます。
●先物取引の相場が上昇すると判断した場合
先物取引を「買い建て」し、相場が上昇後、転売し利益を得る。
●先物取引の相場が下落すると判断した場合
先物取引を「売り建て」し、相場が下落後、買戻し利益を得る。
上記の2つは株取引において基本といえることで、スペキュレーション取引とは「投資」というよりも「投機」(利益追求)を目的に株式を売買していきます。
先物取引の特徴には、
●差額決済での反対売買ができること
●少額の証拠金で、比較的容易に多額の取引をすることができること
●レバレッジ効果が大きいこと
などがあり、先物取引においてスペキュレーション取引は盛んに行われています。
スペキュレーション取引をする「スペキュレーター」は、短期で株式を売買することが多いようです。
先物取引はレバレッジ効果が大きいという意味で、儲かれば利益も大きくなりますが、少しの変動でも想像以上に損失が膨大になることがあります。
先物取引の損失が多大になり、証拠金が不足すると、追加証拠金(追証)を差し入れることになりますので、「損切り」など、自分なりの先物取引ルールを形成することが重要です。
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