浮動株とは、資産として固定的に保有されている株ではなく、株式市場で売買さ れ、流動的に取引されている株券のことをいいます。
浮動株は、「会社四季報」で確認
することができます。
会社四季報には、以下のような浮動株の情報が発表されています。
●浮動株比率
浮動株比率とは、1取引単位以上50取引単位未満を保有している株主の株式数合計が、発行済株式数
のどのくらいの割合があるかを指しています。
●特定株比率
特定株比率とは、大株主の株式保有比率のことです。
●外国人持ち株比率
外国人持ち株比率とは、外国人投資家の株式保有比率のことです。
外国人持ち株比率が高い銘柄は、海外投資家から成長株として認識されており、外国人が売り越しを した場合には、株価が下落しやすい傾向があります。
浮動株比率の見方としては、以下のことに注意してください。
●浮動株が少ない銘柄は、株価が変動しやすい
浮動株が少ない場合、つまり、市場で取引されている株数が少ないと、出来高が少し増加しただけで 、上にも下にも株価が大きく変動することがあります。
●浮動株(比率)が少ない銘柄は、逆日歩がつきやすい
浮動株比率が高い銘柄と比較して、浮動株比率が低い銘柄は流通している株券が少ないといえます。
したがって、浮動株の少ない銘柄の「信用売り」が増加した場合は株券が不足し、逆日歩がつきやす
くなるのです。
さらには、逆日歩の値が跳ね上がりやすいとも言えます。
株取引をする場合には、浮動株の動向にも注意しておきましょう。
スポンサードリンク