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日証金残高とは

日証金残高とは日証金貸借取引残高のことで、日証金とは日本証券金融をいいます。

日本証券金融とは証券金融会社の中の1社で、信用取引の買い建て時に融資した金額・売り建て時に貸した株券を、日証金残高として日経新聞などに毎日発表しています。

証券会社は投資家から信用取引の申し込みがあった場合、自社の中で「信用売り注文」「信用買い注文」を相殺します。
そこで相殺できなかった資金や株券を、日証金から借りるというわけです。

注意してほしいのは、日証金残高は証券会社内で相殺できなかった分の残高ということです。

証券会社によって資金力が違います。
自社の資金を投資家に融資したり、自社の保有株を投資家に貸したりする場合がありますので、日証金残高は市場全体の信用取引数を把握することには向かないといえます。

株式市場全体の信用取引動向を把握するための情報として、全市場残があります。

全市場残とは、市場全体の信用取引の建玉合計額のことで、全市場残高の略語です。
全市場残を分析することは、株式相場全体の需給関係を把握するために重要です。

全市場残は、東京・大阪・名古屋の3市場と、ジャスダックの残高が発表されます。

毎週1回、週第2営業日(火曜日が多い)の取引終了後に、前の週の市場残高が発表されます。
この情報は、翌日の日経新聞に掲載されます。

信用取引の買い残・売り残と同様、市場全体の買い残が増加している場合は、将来的に「売り決済」を行うことを意味するため、株式相場全体の上値が重くなることを意味します。

売り残が増加している場合は、その逆といえます。

日経平均株価の動向を予測するための参考にしてみては、いかがでしょうか。

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