初心者のための株取引入門ガイド>信用取引株の株式分割について

信用取引株の株式分割について

信用取引において株式分割をした株券を「取引している場合」または「代用有価証券として利用している場合」には注意が必要です。

なぜなら、株式分割によって担保価値および建玉の金額が変化するためです。

◆代用有価証券株が株式分割した場合

株式分割によって、代用有価証券の担保価値が減ります。
なぜなら1株が2株に分割されたとすると、担保価値が半分になってしまうからです。

株式分割によって株価が半値になっても、株数が2倍になるので担保価値は変化しないように思われますが、分割後に増加した株数は直ちに売買できる状態ではありません。

したがって、代用有価証券の担保価値が下がり、一時的に委託保証金維持率を下回る可能性があります。

そうすると、追加保証金(追証)が発生してしまうので、事前に株式分割日を認識し、対応策を考えておくことが大切です。

◆建玉している銘柄が株式分割した場合

【分割比率が整数倍のとき(1:2など)】
●建玉の株数・・・分割比率に応じて増加する
●建玉の単価・・・分割比率に応じて調整される
●信用期日・・・変化なし

【分割比率が整数倍でない場合(1:1.5など)】
●建玉の株数・・・変化なし
●建玉の単価・・・制度信用取引のときは、新規建て取引時の単価から(※)権利処理価格を差し引いて調整される。
一般信用取引のときは、変化なし。
●信用期日・・・制度信用取引のときは、変化なし。
一般信用取引のときは、信用期日が繰上げとなり、分割権利付き最終日が信用期日となります。

※権利処理価格とは、権利落ち日に証券金融会社の権利入札によって決定されるものです。

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