信用取引には、制度信用取引と一般信用取引という2種類があります。
【制度信用取引とは】
証券取引所で定められた銘柄やルールに従って行う取引のこと。
制度信用取引では、弁済期限は6ヶ月と定められています。
制度信用取引で取引できる銘柄には、信用銘柄と貸借銘柄の2種類があります。
●信用銘柄とは
信用銘柄とは、証券取引所によって定められた「制度信用銘柄選定基準」を満たす銘柄のことです。
貸借銘柄との違いは、「売り建て(信用売り)」から取引を開始することはできない、ということです。
●貸借銘柄とは
貸借銘柄とは、信用銘柄の中で証券取引所と証券金融会社によって定められた「貸借銘柄選定基準」を満たす銘柄のことです。
証券金融会社とは、資金や株券の貸し出しを専門に行っている機関で、証券会社が受けた注文において、自社で株券やお金を準備できない場合に利用します。
貸借銘柄は、「売り建て(信用売り)」と「買い建て(信用買い)」のどちらからでも取引を開始することができます。
【一般信用取引とは】
各証券会社が定めた銘柄やルールに従って行う取引のこと
一般信用取引では、弁済期限は証券会社が任意に定めることができます。
制度信用取引の弁済期限6ヶ月に対し、弁済期限が3年という長期間に及ぶ証券会社もあります。
一般信用銘柄は、制度信用銘柄に含まれていない銘柄でも、取引対象になることがあります。
通常「信用取引」という場合は、「制度信用取引」のことを指しています。
信用取引の銘柄を選択する場合、その銘柄がどのタイプに属しているのか注意して取引を行いましょう。
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