ボリュームレシオとは、出来高の動きに注目して数値化したテクニカルチャートです。
株価と出来高には密接な関係があると言われています。
ボリュームレシオは、株の売られすぎ・買われすぎなど相場の過熱感を判断することに利用します。
ボリュームレシオの求め方は、一定期間内の出来高の割合を計算して求めます。
一定期間は、14日や25日が一般的に利用されます。
また、ボリュームレシオには「ボリュームレシオ1」「ボリュームレシオ2」の2種類があります。
○ボリュームレシオ1とは
期間内の「株価が上昇した日の出来高」と「株価が下降した日の出来高」の割合(%)のこと。
最小値は0、最大値は無限大となります。
○ボリュームレシオ2とは
期間内の「株価が上昇した日の出来高」と「全体の出来高合計」の割合(%)のこと。
ボリュームレシオの見方は、以下の通りです。
●買いシグナル
ボリュームレシオ1が70%以下のとき、相場が底値圏にあるとみなされる
ボリュームレシオ2が20%以下のとき、相場が底値圏にあるとみなされる
●売りシグナル
ボリュームレシオ1が450%以上のとき、相場が高値圏にあるとみなされる
ボリュームレシオ2が80%以上のとき、相場が高値圏にあるとみなされる
ボリュームレシオは、株の出来高のみで表されるチャートであることから、他のテクニカルチャートと組み合わせて判断すると良いでしょう。
例えば、テクニカルチャートのRSIと併用した場合、ボリュームレシオとRSIが一緒に上昇し高値圏に動いたならば株価も高値圏にあると判断することができるのです。
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