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株価移動平均乖離線とは

株価移動平均乖離線とは、現在の株価が移動平均線からどの程度乖離(かいり)しているか、を表したテクニカルチャートです。

株価というのは、移動平均線よりずっと高値あるいは低値であったとしても、いつかは移動平均線の近くまで戻ってくる、という性質があります。

移動平均線と株価の乖離率を分析し、株価移動平均乖離線のチャートを見ることによって、株の売買タイミングを判断することができます。

株価移動平均乖離線は、求めた株価移動平均乖離率をつなぎ合わせた線であり、その株価移動平均乖離率は以下のように算出されます。

株価移動平均乖離率 = その日の終値 ÷ 株価移動平均(25日・75日など) × 100%

たとえば、25日移動平均で株価移動平均乖離率を算出し、描いた株価移動平均乖離線を「25日乖離線」といいます。

株価と移動平均が同じ価格の場合、株価移動平均乖離率は100%となります。
株価が移動平均よりも高値の場合、乖離率は100%以上となります。
株価が移動平均よりも低値の場合、乖離率は100%以下となります。

以上のことから、株価移動平均乖離線をテクニカル分析に利用していきます。

株価移動平均乖離線の見方としては、乖離率が大きいときは「買われすぎ」乖離率が小さいときは「売られすぎ」と見ます。

株価が高値圏にあり下降トレンドに転換するとき、または、株価が安値圏にあり上昇トレンドに転換するときなどのタイミングを図ることができます。

株取引のタイミングに利用されている方法は、以下の通りです。

●買いシグナル
25日乖離線が75日乖離線よりも下にあり、75日乖離線との乖離が大きい(線同士が離れている)とき

●売りシグナル
25日乖離線が75日乖離線よりも上にあり、75日乖離線との乖離が大きい(線同士が離れている)とき

株価移動平均乖離線はオシレーター系テクニカルチャートですので、株の売買を判断する場合は、トレンド系テクニカルチャートと組み合わせて判断する方が良いとされています。

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