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ストキャスティクスとは

ストキャスティクスとは推計(Stochastics)を意味するテクニカルチャートで、現在の株価とその日までの一定期間内の株価とを相対的に比較し、買われすぎ・売られすぎを判断していきます。

ストキャスティクスは、チャートを表示する期間内の最安値を基準とし、直近の終値がどの位置にあるかを計算して分析します。

ストキャスティクスには、%K・%Dという2本の線があります。

●%Kとは
直近の終値が、過去のある一定期間内のどの位置に存在するかを表す

●%Dとは
%Kの5日間(または3日間)の値を平均したもの

ストキャスティクスの判断方法はRSIと似ていて、70%以上で買われすぎ・30%以下で売られすぎと分析されます。
各個人の判断によりこの割合を、80%以上・20%以下などに変更しても構いません。

ストキャスティクスの見方は以下の通りです。

●買いシグナル
%Dが20%以下で反転したとき
%Kが%Dを下から上に突き抜けたとき
株価が安値を更新しているにもかかわらず、ストキャスティクスが前の水準よりも下がらなかったとき

●売りシグナル
%Dが80%以上で反転したとき
%Kが%Dを上から下に突き抜けたとき
株価が高値を更新しているにもかかわらず、ストキャスティクスが前の水準よりも上がらなかったとき

%Kは値動きに反応しやすいため、%Kのみで分析すると売買シグナルが多く出現してしまいます。
5日間(または3日間)平均という%Dと組み合わせて利用することで、売買のタイミングが判断しやすくなるのです。

またストキャスティクスは2種類のチャートがあり、上記のものを「ノーマル・ストキャスティクス」といいます。

もうひとつは「スロー・ストキャスティクス」で、%Dをさらに5日間(または3日間)平均値化した%SDという線によって表されます。
スロー・ストキャスティクスの見方もノーマルと同じです。

スロー・ストキャスティクスの方がノーマル・ストキャスティクスより株価に対する反応が緩やかですし、売買シグナルのダマシも少ないことから、お互いのチャートを併用して株価を分析すると良いでしょう。

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