RSIとは、振り子など振動を意味するオシレーター(oscillator)系テクニカルチャートの代表というべきチャートで、正式には「Relative Strength Index(レラティブ・ストレングス・インデックス)」といいます。
株価は、波のように一定の範囲内で動きながら、少しずつ上昇したり下降したりしています。
株価がその範囲から、大きく上げたり下げたりしたときに、売買のタイミングを計っていきます。
RSIは、期間内の株価の上昇・下降の値幅を計算し、その結果から現在の株価の買われすぎ・売られすぎを判断するテクニカルチャートです。
RSIの見方としては50%を基準として、50%より上が買われすぎ、50%より下が売られすぎと分析します。
株取引のタイミングに利用されている方法は、以下の通りです。
●買いシグナル
RSIが30%以下になったとき
●売りシグナル
RSIが70%以上になったとき
一般的には30%・70%を目安にしていますが、各個人の判断によりこの割合を25%・75%などと変更しても構いません。
RSIのテクニカルチャートは、株価と動きが逆になるパターンがあります。
これをRSIの逆行(ダイバージェンス)といいます。
株価が上昇しているときにRSIは下落し、株価が下降しているときにRSIは上昇しているというチャートパターンです。
この場合、株価はRSIと同じ方向に動く確率が高い、とされています。
最後に、RSIは売買のタイミングが早めに現れる傾向がありますので、他のトレンド系テクニカルチャートと照らし合わせて株取引の判断をするのが良いでしょう。
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