ボリンジャーバンドとは、株価の方向性・株価の上下の勢い・相場の反転を見るテクニカルチャートです。
ボリンジャーバンドは、移動平均線の上と下にそれぞれ2本ずつ線を引き、合計5本の線がベルトのように表示されます。
移動平均線以外の上下2本の線を引く場合「標準偏差」の理論が用いられ、株価はこの範囲内を推移すると予測されます。
標準偏差とは、「データのばらつき」を計算するのに使われています。
ボリンジャーバンドの見方は、バンド範囲が広くなっている場合は株価の変動率が大きく、狭くなっている場合は株価の変動率が小さいと考えられます。
変動率が大きいほど、値動きが激しいということです。
ボリンジャーバンドは、上の線から「+2σ(シグマ)」「+σ」「移動平均線」「−σ」「−2σ」となっていて、95%の確率で「+2σ」から「−2σ」の範囲内に株価が動くと言われています。
また「+2σ」が上値抵抗線(レジスタンスライン)を示し、反対に「−2σ」が下値抵抗線(サポートライン)と予測されます。
●買いシグナル
株価が1番下のライン「−2σ」を下に突き抜けたとき
●売りシグナル
株価が1番上のライン「+2σ」を上に突き抜けたとき
ボリンジャーバンドはバンドの範囲が狭くなった時、トレンドは「横ばい」と言えますが、その後、新たなトレンドが形成されて株価が大きく変動することがあります。
バンドの範囲が広がると、次の新たなトレンドの始まりといえますので、株価の動きを監視し、流れに乗って売買のタイミングを計りましょう。
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