移動平均線とは、指定した期間の「終値平均」をグラフにしたチャートのことです。
移動平均線の期間は、チャートで表示されている期間によって様々です。
自分で移動平均線の期間を指定できるオンラインチャート分析もあります。
主に利用されている期間の移動平均線を以下に挙げます。
【分足チャートの場合】
5本移動平均線・・・ローソク足5本分の平均値を表示
25本移動平均線・・・ローソク足25本分の平均値を表示
【日足チャートの場合】
5日移動平均線・・・ローソク足5日分の平均値を表示
25日移動平均線・・・ローソク足25日分の平均値を表示
【週足チャートの場合】
13週移動平均線・・・ローソク足13週分の平均値を表示
26週移動平均線・・・ローソク足26週分の平均値を表示
【月足チャートの場合】
9月移動平均線・・・ローソク足9月分の平均値を表示
24月移動平均線・・・ローソク足24月分の平均値を表示
各期間の終値の平均値は点として考えられますが、これらの点を結び合わせて移動平均線を形成しています。
移動平均線チャートの見方としては、移動平均線とローソク足の位置関係を見ていきます。
また、各チャートの短い期間(短期)と長い期間(長期)の移動平均線の位置関係も、株売買の参考になります。
●上昇トレンド
株価が移動平均線より上にある場合
移動平均線が上向きの場合
●下降トレンド
株価が移動平均線より下にある場合
移動平均線が下向きの場合
●トレンド転換
移動平均線の向きが上から下(下から上)に変化し、株価が移動平均線を下抜け(上抜け)した場合
また移動平均線の特徴として、株価の抵抗線となる場合があるということです。
「上値抵抗線」「下値抵抗線」と言って、移動平均線の辺りで株価が「上げ止まる」「下げ止まる」ことがあります。
ローソク足と移動平均線の関係は、株のチャート分析の基本となっています。