インターネットの普及により、個人投資家が自宅でネット証券を利用し、簡単に株取引が できるようになりました。
インターネット株取引の普及に伴い、ネット・トレード方法の種類も多岐にわたるように なりました。
以下に、代表的なトレード方法について説明します。
●デイトレード
デイトレードとは「日計り商い」ともいい、1日で株などの金融商品の売買を完結させてしまう取引方法のこと
です。
取引時間終了時点で「買いポジション」「売りポジション」を持たないため、市場後から翌日にかけてのニュ ースや相場変動に対して、リスクが少ないといえます。
また、デイトレードには「スキャルピング」という方法があります。
スカルプとは頭の皮をはぐという意味があります。
スキャルピングとは、わずかな利益を狙い、数十秒から数分の短時間で売買を繰り返すトレード方法のことです
。
デイトレードは、一度の取引で得られる利益は少ないため、何度も売買を繰り返す必要があります。
証券会社に支払う手数料も増加し、短時間で勝負が決まってしまうというリスクもありますが、損益を早めに 確定させるのて、大きな損失が出ないと言うメリットがあります。
●スイングトレード
スイングトレードとは、ある程度の利幅を狙う取引方法で、数日以内で売買を終了させる短期売買のことをいい
ます。
短期間の相場の波やトレンドに乗るというトレード方法です。
●ポジショントレード
ポジショントレードとは、数週間から数ヶ月の間に売買を行う取引のことをいいます。
ポジショントレードは割安感のある銘柄など、複数の銘柄を一定期間保有し、分散投資を行う手法です。
手持ちのポジションを適宜入れ替え、株価が上昇した銘柄を売却していくというトレード方法です。
●バイ・アンド・ホールド(中長期トレード)
中長期トレードは短期トレードと比較して、大きな利益を得る可能性が高いといえます。
証券会社に支払う手数料も少額で済むメリットがありますが、資金か長期間に及んで拘束されるというデメリットもあります。