証券会社は、株式売買を仲介する役割を持ち、株取引には欠かせない存在です。
従来、投資家たちは証券会社に直接出向いたり、電話で担当者と会話することにより、株式投資を行っていました。
近年では、証券会社の支店などに行かずに、自宅でインターネットにより取引をする個人投資家が増加しています。
証券会社の役割には、以下のようなものがあります。
●委託販売業務
投資家からの依頼により、株券などの売り手と買い手の売買を成立させ、仲介する役割のこと。
注文を受けて株取引を行い、委託手数料を得る業務。
投資家が主に関係し利用しているのは、この委託販売業務となります。
●引き受け業務
企業が株式や債権などを発行する場合に、証券会社がそれを引き受け、取りまとめるという役割を持ちます。
●募集・売り出し業務
企業から引き受けた株式や債券などを、購入したいと希望する投資家を証券会社が募集し、それを販売するという役割のこと。
●自己売買業務
証券会社自身が株の売買取引を行うこと。
証券会社が手持ちの株券の売買を行い、自らの利益とすることができます。
株券や債権などの売買は証券会社間で直接取引されるのではなく、証券取引所や店頭市場において売買されます。
証券会社は投資家や企業などの依頼主の注文を受けたのち、証券取引所や店頭市場において株取引を代行します。
証券会社が取り扱っている金融商品は、以下の通りです。
【株式】
○株券
○新規公開株など
【債権】
○国債
○公債
○金融債
○普通社債
○転換社債
○ワラント債など
【投資信託】
○中期国債ファンド
○公社債投信
○株式ファンドなど
【その他金融商品】
○金貯蓄口座など
株取引を行う場合は、証券会社にて口座を開設し、株売買のための準備をする必要があります。