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新興市場とは

新興市場とは、新興企業やベンチャー企業が上場できる証券取引所のことです。

新しく起業したばかりの若い会社が、成長するための事業資金が必要になった場合、株式市場に上場したいと考えます。

しかし、現行の証券取引所の第1部・第2部の上場基準では、創立して間もない企業にとって審査基準に満たない場合が多いのです。

東京証券取引所・大阪証券取引所に上場するためには、直前の3年分の決算書と財務諸表が必要であるためです。

したがって、東証などの大きな証券取引所に上場している会社は、創立が古く規模も比較的大きな企業だといえます。

新興市場は上場の審査基準を緩和された証券市場で、新しく起業したばかりの若い会社でも、株式を発行することにより、事業資金を投資してもらえるというメリットがあります。

新興市場に上場するのは、近年めざましく発達しきてた情報通信・IT関連・携帯電話関連・バイオテクノロジー関連の企業が多く、これらの企業は主にジャスダック・マザーズ・ヘラクレスなどの新興3市場に上場しています。

●ジャスダック
2004年に、店頭売買有価証券市場から取引所有価証券市場に転換した市場。
一部の銘柄に、マーケットメイク方式を採用している唯一の株式市場。

●マザーズ
1999年に、東京証券取引所にて創設。

●ヘラクレス(旧ナスダック・ジャパン)
2000年に、大阪証券取引所にて創設。

ヘラクレス市場の上場基準には、スタンダード基準・グロース基準の2種類があります。

スタンダード基準とは、市場性・事業規模によって3つに分類され、上場申請ときに選択します。

グロース基準とは、事業規模が小さいため、基準を満たすことが難しい企業に対しても、上場を容易にするためのものです。

新興企業は、短期間で成長したものの経営方法や財務関係が不安定のため、破たんしてしまう会社もあります。

したがって、新興市場の株価は変動が激しく、株取引には注意が必要であるといえます。

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