株式指標の種類は、日経平均株価やTOPIXなど代表的な指標以外にも、下記のような様々なものがあります。
株式指標によって、株式市場全体の動きを分析することができます。
●日経300(日経株価指数300)
日経300とは、TOPIXと同じく時価総額を用いて計算した指数のことです。
TOPIXは東証1部の全銘柄で算出したものですが、日経300は東証1部の業種から時価総額の大きな300銘柄を選択しています。
日経300は1982年10月1日の基準日を100として計算され、株式市場において発行済株式数が多い代表的な銘柄の影響をうけやすい指標となっています。
●日経500平均(日経500平均株価)
日経500平均とは、日経平均株価と同じく500銘柄を選択し、その株価を平均したものをいいます。
500銘柄の選択方法は、前年の銘柄は参考にすることなく、「出来高」「売買代金」「時価総額」を基準とし、毎年およそ30銘柄の入れ替えが行われています。
●業種別日経平均
業種別日経平均とは、日経500平均に採用されている銘柄を利用し、業種ごとの株価推移を表したものです。
各業種の動向を分析したり、個別銘柄の業種における株価の割高・割安などを判断する場合に利用されます。
●ジャスダック指数
ジャスダック指数とは、ジャスダック証券取引所が公表している株価指数のことで、TOPIXと同じくジャスダックに上場している全銘柄の時価総額を指数化したものです。
ジャスダック指数は1991年10月28日の基準日を100として計算され、個人投資家や中堅・中小企業の動向を表している指標だと言われています。
●日経ジャスダック平均
日経ジャスダック平均とは日本経済新聞社が公表している指標で、ジャスダック上場銘柄の全ての平均株価を算出しています。
日経ジャスダック平均により、新しい産業の動向を知ることができます。
それぞれの指標の特徴をよく理解し、株取引の参考にしてください。