株式指標とは、株式市場全体の動きを分かりやすく数値化したものです。
株式指標の種類は、主に以下のようなものがあります。
●日経平均株価(日経225)
日経平均株価とは、東証1部銘柄から各業種のバランスを考えて代表的な225銘柄を選択し、それらの株価を平均したものをいいます。
日経平均株価は日本経済新聞社が公表している指標で、独自の選定基準によりセクターのバランスを考慮し、高い流動性のある銘柄が選択されています。
日経平均225に採用される銘柄は毎年10月に見直され、入れ替え対象銘柄については株価が影響を受けてしまう場合があります。
また、日経平均株価は値がさ株といって、一般的に株価が数千円以上ある株価水準の高い銘柄の影響を受けやすいと言われています。
●TOPIX(東証株価指数)
TOPIXとは、東京証券取引所が公表している指標で、株価を平均したものではなく、株価を時価総額で加重平均し、指数化したものです。
※時価総額=株価×発行済株式数
TOPIXは東証1部上場の全銘柄の時価総額を算出し、その全てを合計して基準時価総額(1968年1月4日の数値)を100として計算されたものです。
TOPIXの計算方法は、以下の通りです。単位は「円」ではなく「ポイント」となります。
TOPIX=(東証1部の時価総額÷基準時価総額)×100
TOPIXは、日経平均株価とは違い東証1部全体の時価総額の変動を示し、時価総額の大きな大型株の値動の影響を受けやすいと言われています。
「株式指標の種類とは その2につづく」
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